今こそブルーベリー

愛知県という温暖な地域で試行錯誤しつつブルーベリー栽培を楽しむ

自根コビルの鉢増し 温暖地でも問題なさそう

私の住んでいる地域でも問題なく育つNハイブッシュの代表格、コビルの鉢増しをしました。最近ではあまり顧みられなくなった所謂「ブルーベリービックセブン」の一つです。

大粒で風味と香りは良好、味を一言で表すなら「ブルーベリー味」ですかね。多くの人が想像する爽やかな酸味と甘味を感じるブルーベリーってこういう味だよね、という味です。

ただ、基本的にビンテージ品種らしい酸味系なので未熟果は当然のことながら完熟果でもやや酸味先行で、甘い品種が好きな人は苦手かもしれません。

まぁ、私は大好きですけどね!

 

三年ほど前に2年生苗を購入して現在はこの大きさです。植え替えた用土の馴染むまで時間がかかったのか一時成長が停滞していましたが一昨年急成長、昨年も順当に成長しほぼ10号鉢の限界サイズにまでなりました。

これ以上大きくなるのは難しいと思うので鉢増しします。

 

今回はコメリのファーマーズポットを使用。34Lで持ち運びもしやすく価格も13号スリットよりお手頃なのが嬉しい。

 

鉢底は発泡スチロールとココファイバーの二重構造、一応水はけを意識してですがその辺にあった素材を使ってみました。最近はネットを敷くだけで鉢底に何も入れないことが多いので実は久々だったり。

 

用土はブルーベリーの残土にピートモス・ココピート・鹿沼土・小粒のバブルグラスを加えたもの。最近はバブルグラスを除いて比較的入手し易い素材を組み合わせることが多いです。針葉樹のバークだったりココチップも悪くないんですが、私の住んでいる地域だと夏の水切れが酷いので今は水持ちを意識した構成にしています。

 

根の状態はこんな感じ。コビルに使っている用度は100%ココヤシ素材の用土なんですが、問題なく根が張っていますね。ただ、上部は根が張らず腐食気味。この状態はマルチの素材にバブルグラスの大粒を使用している木全般に共通しています。今のところコガネムシの侵入0なので目を瞑っていますが対策を考えた方がいいかもしれません。

 

色々すっ飛ばして植え替え完了!

マルチはバブルグラスを使わずにココチップを敷いてみました。元肥は用土に混ぜ込んであるので追肥からお茶パックを使用予定です。このサイズは植え替えが楽で良いですね!60Lを超えると植え替えるのも一苦労なので…。

やっぱりコンテナが価格面でも最強か?

 

 

ぼちぼち鉢植えの施肥してます

ようやく更新する気になったので再開。雨だったり猫ロスだったりで春の施肥が遅れ気味なので、ぼちぼち作業しています。

 

露地植えの春肥は株間に投げ入れるだけなのですぐに終わり。以前は円状に施肥してたんですが、雑草まで元気いっぱいになるし、隣接する畑から肥料分が流れてくるので今年は株間に大きめの一握りだけ施肥してみました。量的にはそれほどでもないので、木の状態を観て追肥するか決めていきます。

 

中々進まないのが鉢植えの方なんですよね。なにせ数が多いので、鉢ごとに肥料の量を変えて施肥していくのが面倒くさすぎる…。なので、今年は大凡の量で施肥をすることにしました。一握り何グラムだからコレくらいといった感じで!

 

使う肥料はこの2種類。

 

IB化成s1

 

セサミブルー+うま味7

 

うま味7は肥効がセサミブルーに近いので、使い切りも兼ねて混ぜて施肥していくことにしました。一応果樹用となっていますけど、普通の配合肥料なので野菜とかにも全然使えます。ちなみに、既に終売していて売っていたコメリでも見つけられませんでした。

 

あと、久々におちゃパックも復活させます!マルチの下に直接仕込むより成長が良かった品種もあったので今年は使ってみることにしました。あとは転倒しがちなポットにもつかっていきます。転がって肥料散乱は普通に泣けてくるので!

 

こんな感じで施肥していきます。大凡の量を手で計ってパックに入れて置くだけ!少々面倒でもスケールを使うよりだいぶ楽ですね。写真では濃度障害も考慮して1パックにしていますが、少量にして2パックにしたりもしています。

 

大きい鉢の場合当然複数置くことになるわけですが、その場合お茶パックだと少し小さいかもしれません。今回はこのままいくとして、追肥時はお茶パックより大きいだしパックの使用も検討中です。

 

今回はIB化成もパックで使ってみる予定です。小さい鉢は転倒しがちなのでパック使用は悪くないんじゃないかと。加えてIBは施肥も簡単なのでパック詰めも楽です。

 

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実生AP22は今こんな感じ - なお剪定はしていない

昨日まだ剪定していないと書いたAP22ですが、今現在はこんな状態です。

以前よりより面倒な樹形になってます!

 

滅茶苦茶な樹形ですよね?

大きさそのものはコンパクトなので、枝が暴れるって印象はありません。

下枝も少なくて扇状に展開していく感じです。

あと徒長も少なめ。

 

株元はこんな感じ。

ポットのサイズは7号位の菊鉢なんですが、この鉢のサイズをしてこのサッカーの量です。ホームベルでもこのサイズでここまでサッカーは発生しないかと。

確実に商用利用には向かないですね。剪定等の処理が大変すぎるので。

 

しかも花芽がが中々つかない…。

理由はいまいちわかりません。ブルーベリーが自分を大きくするためなのか、肥料の加減なのか、それともAP22の特性なのか。昨年は一応開花したので花芽がつかないってことはないと思うんですけどね。

そもそも花芽が小さすぎて、最初は開花するとは思っていなかった位ですし…。

 

ブルーベリーの中にはある一定の大きさに成長するまで花芽をつけなかったり、肥料の加減で樹ばかり成長して実付きが悪くなる品種もあるので、AP22もそ類かもしれません。

 

なので、今年はこいつを鉢増しすることにします。もしかしたら一定以上に成長したら突然実付きが良くなることもあるかもしれないので。

 

肥料の加減は要検討ってところですね。元々ラビットアイは肥沃だと樹ばかり成長しがちなので、肥料は少なめのほうが良いのかもしれません。ただ、鉢植えの場合肥料の流出が多いので露地と同じ方法はできないのが悩みどころ。

 

手探りの実生栽培、面倒だけど楽しい。

 

 

金柑の収穫&剪定終了 全果樹の剪定終了まであと少し…!

金柑の収穫完了!

今日は暖かくて助かった…。

 

2~3キロくらいはありそうです。

 

収穫ついでに剪定もしました。

 

 

適当に撮影したらかなりボケた感じに…。

クソ雑魚スマホなので仕方ないですね!

 

金柑の剪定も収量したので、あとはタヒチライム・メキシカンライム・柚子・青島温州の剪定をしたら柑橘類の剪定は終わり。

 

タヒチ以外はコンテナや鉢植えなので剪定はすぐに終わります。問題は巨大化したタヒチで、雨が続いて剪定は途中のままで終わっていません。しかも、昨年大量発生したカイガラムシが未だについているのでその処理まで…。

 

正直タヒチライムは結実率が非常に悪い癖に樹勢は驚異的なので、味は好きなんですが露地植えにしたのをちょっと後悔しています。

 

 

剪定は9割終了するも一部の品種が悩みのタネ

一部を除いてブルーベリーの剪定はなんとか終了。

数が数なので数日かかってしまいました…。

 

残っているのは昔から庭に生えている巨木のブルーベリーと一部の実生ブルーベリーです。特に問題なのが実生のAP22です。

↓過去記事に写真があります

 

hotblueberry.hatenablog.jp

 

サイズ自体はコンパクトなんですが、とにかくシュートが沢山発生して複雑に絡み合います。現状よりサイズが小さかった頃はシュートの数も普通ぐらいで剪定が楽と思っていたんですけどね。小枝も少なくて処理も楽でした。

が、ある程度成長するとシュートの発生数が増えてきて、風通しを良くするために交差している枝や内向きの枝を剪定して透かしてやると、腹いせとばかりに切り戻した長果枝から大量のシュートが発生して更に絡み合うという事態に…。

 

一応アイラの実生なのは間違いないはずなんですが、明らかに通常のラビットアイとは異なる特性が多くて最近はちょっと疑っています。葉の形状はラビットアイによくみられる鋸葉なんですが、光沢や色がハイブッシュに近くて、枝が赤くなり真っ赤に紅葉してハイブッシュと同じタイミングで散る…。

 

本当にラビットアイ?

 

 

 

 

 

ぼかし肥料完成 ここから乾燥に入る!

昨年の11月に仕込んだ嫌気発酵のぼかし肥料がいい感じになっていたので、取り出して乾燥させることにしました!

一応今年は露地植えのブルーベリーにもこのぼかしを使ってみる予定です。基本的に露地は元肥しかあげないので効果が気になるところ。

 

それにしても、寒い時期だとやっぱり完成時間がかかりますねぇ…。

いつもは温かい時期に仕込んでいるので、2ヶ月はやけに長く感じます。

 

しかも今回は何時もより材料費がかかっているので、正直な話一般に売られているぼかしを購入した方が安かったかも…。

 

・米ぬか(精米時にもらってきたので無料)

・骨粉いり発酵油かす(正直高い)

・魚粉(値上がりが著しい)

・アクアリフト(発酵促進用の微生物資材)

・黒糖(微生物の餌)

 

骨粉入り発酵油かすはそこそこ質の良いものを購入したので高く付きました。魚粉はココ数年でかなり値上がりしてるので次は使わないかもしれないです。アクアリフトは数年前購入したもので簡単に培養できて重宝しています。

 

発酵ケースから取り出して、塊になった部分をフルイにかけたもの。

昨年混ぜたときに比べて色が濃くなっているのがわかります。

 

まだ少ししっとりしているので、ここから乾燥していきます。

そうすると微生物が休眠状態になって、使うときに土の水分に反応してまた微生物が目覚めるわけです。

 

フルイにかけたときに出た副産物。

骨粉や油かすの塊、魚粉の中に混ざっていた骨や鱗、あと米ぬかの小さな塊等。

 

これも肥料として有用なので当然乾燥させて使用します。直接畝に混和して使うというより、通路の中耕時にパラパラっと一緒にまいて中耕していきます。

長期間栽培する野菜は根を通路まで伸ばしていることが多いので、ある意味追肥の一貫とも言えますね。

 

土のう袋に入れて裏口に吊るしておきます。土のう袋は通気性がいいので、好気発酵肥料を作るときにも重宝しています。

 

ぼかしの方は虫がつかないように防虫ネットを被せて、雨の当たらない半日陰で乾燥させていきます。冬でもハエ等が寄ってきて卵を産み付けたりするので乾燥時は防虫ネットが必須。あとは直射日光が当たらないようネットの上から古い簾や通気性の良いシートを被せ、数日間かけて時折かき混ぜつつ乾燥させます。

 

嫌気発酵のぼかしは簡単で良いんですが、時間がかかるのがネック。ただ、切り返しが不要で大量に仕込めるメリットもあるので両方作っているわけです。

 

効果の違いは…何となく嫌気発酵の方が元肥に適している感じ_?。好気発酵のぼかしはより速効性に特化している気がします。

 

どちらにしろ速効性が高くて、混和後すぐに植え付けられるので色々植えたい家庭菜園にピッタリなのがボカシ肥料です。市販の肥料も効果が保証されていて魅力的ですが、自分で作って使うのも楽しいのですよ!

 

 

OPIとユーリカをコンテナに植え替えてみた

未だ咳と鼻詰まりが継続中。

コロナは大した事ない?普通の風邪よりやっぱり厄介ですよ絶対に…。

 

ただ、体調も良くなってきたので、寒くなる前にOPIとユーリカの植え替えを行いました。今回はスリット10号からコンテナへの鉢増しです。

 

↑左がOPI、葉っぱが全部落ちているのがユーリカ。

一昨年購入したもので、肥料は少なめで育てていたのでコンパクトな樹形です。ちなみにどちらも既に動き出しています。

 

↓今回使う資材です。

今回は使えそうな残土があったのでそれも使ってみることにしました。

 

元々ラズベリーに使っていたもので、水はけ優先にした結果水切れで枯らすというバカをしました。水はけ優先の用土に加えて雨の当たらない軒先に置いたのが失敗でしたね。一応コガネムシがいないか確認しましたが、乾燥しすぎで虫一匹出てこず。まだ全然使えそうだったので今回の植替で再利用することに。

 

あとはいつものホームセンターの鹿沼土と、

 

ピートモスを使っていきます。細目でブルーベリーに向いていないと言われていますが、他の資材の水はけが良すぎるのでむしろこれぐらいで丁度いい。荒目のピートモスピートモス主体の用土ならおすすめです。高いけど…。

鹿沼土は一応フルイにかけた後使用します。小粒や粉状になったものは水はけを悪くする原因になることもあるので一応取り除きました。まぁ何時もはやってないですけど…。一応OPIとユーリカなので!

 

これらの用土に+して、

バブルグラスに木材チップとココチップを混ぜたものと、

 

 

ダーウィン5050を混ぜて使っていきます。今回は通常の肥料はミックスせず春肥のタイミングで施肥をするものとします。

↓混ぜるとこんな感じ。

 

あとはコンテナですが、今回はコンテナ専用の不織布ポットを使います。

 

ベリーズ・ル・ボアさんの収穫かご用不織布ポットです。僕が使っている不織布ポットは基本的にここで購入しています。耐久性はもちろん、薄手なので収納する場所に困らないのが嬉しい。

berryslebois.base.shop

 

植え替えの作業風景は面倒なのでカット!
一応根の状態だけは撮影しました!

 

ユーリカの根鉢の様子です。まぁまぁですかね?使用している土はバブルグラス1、ピートモス2、ココピート5、ココチップクラッシュ状3の割合でミックスしたもの。phは5~5.5程度を示していても成長は特に問題なし。ココピートは高い吸水性で根腐れを心配されている方もいますが多孔質で空気層も多く、乾燥も早いので根腐れの心配は少ないと思います。あと安い(重要)

 

こんな感じに解して植え付けていきます。基本的に根洗いはどうにもならないときの最終手段としているので今回も根洗いはしません。むしろ極早生種のサザンは厳寒期の1月でも根が動き始めているので根洗いは完全に悪手だと思います。

 

解したOPIの根。

これは横の部分なんですが既に白根が展開しています。特に下部はかなり白根が発生しはじめていたので解すのも最小限にとどめました。

 

色々とばして植え替え完了!

今回はマルチ代わりに発泡ガラスの小粒を使ってみました。

 

用土に混ぜる副材としてはもちろん、マルチとしても使い勝手抜群。数年使用してみて、今のところコガネムシの被害にあっていないのもポイント高い。

 

今回の植え替えで数年間は触らないで大丈夫だと思います。同じように植え替えたチャンドラーは今年で6年目になりますが、問題なく成長しています。

コンテナは移動もし易いし価格も安いので本当に便利ですね~。コンパクトな樹形に剪定すれば省スペースにも出来るので本当に助かります。

この他の収穫用のブルーベリーも順次コンテナに植え替えて行く予定です。