いちごは毎年ジャムを何瓶か作る程度は育ててるんですが、今年は大型の冷凍庫を導入したこともあって冷凍保存用に多く育てることにしました。
元々自宅の庭に最初から生えていたいちごもあるんですが、品種不明でサイズも小さめなので新たに2品種を入手。
1つ目はよつぼし。
2014年に登場した、日本初の種子から育てる実用F1品種のいちご。
いちごは通常ランナーで増やすクローンが一般的なんですが、増殖が簡単な反面親株の病気をそのまま受け継いだり、増殖効率が悪かったりと問題も抱えていました。
そこで求められたのが、親株に頼らないいちごの増殖。
長年の育種の結果誕生したのがこのよつぼし!
↓でよつぼしの詳しいことがわかります。
ただし、F1品種なのでよつぼしの種子を蒔いても同じものは出来ないので注意。自分で種まきから始めたい場合は種子を入手する必要があります。
今回は苗を3つ購入しました。
自分の地域での育てやすさ、味、大きさの確認も兼ねてお試しって感じですね。
良い感じだったら種を入手して挑戦してみるのも良いかもしれません。
つづいて恋みのり。
2020年に品種登録されたばかりの新しい品種で、出回り始めたのも2018年頃からなのでまだまだこれからの新しいいちごです。
こちらは40ほど苗を入手しました。
恋みのりはまだ栽培している地域が少なく、僕も実際に食べたことはありません。
調べてみると実は硬めで輸送性に優れ、大玉率が高いとか。
甘みはちょうどよく、食味と香りに秀でていらしいです。
大玉…なんともいい響き…。
大きさ=美味しさでは無いですが、やっぱりブルーベリーにしろいちごにしろ大玉と言うのはそれだけで魅力的です。自宅で自生しているいちごが小粒なので正直かなり期待してたり…。
恋みのりの挿し苗。
少々小さめですが、クラウンの太さは悪くないですね。
クラウンが貧弱だとその後の成長も良くないので、できるだけ良い苗を選ぶことをおすすめします。稀にハズレ苗も売られているので、少数育てる場合はじっくり選んだほうが良いかも。
取り敢えずプランター9個に植えてみました。自宅に自生していたものを掘り上げして植え替えたものを含めて12個のプランターでいちごを育てていきます。
収穫だけでなく、見て楽しむことが出来るプランターはいちご栽培におすすめ。
大体いちご1苗につき土4リットルと考えてプランターやポットを選べば生育が良いと思います。いちごはかなり根張りが良いので、少量の土で密植すると成長と収穫量両方が悪くなるので注意。
残りの恋みのりとよつぼしは畑で育てていきます。
近所の人に聞いてみると、自宅のある周辺は宅地開発される以前は見渡す限り畑で、いちごの露地栽培が行われていたそうです。
つまり、いちごを育てる環境としては悪くないということ。
実際自分の住んでいる地域はいちご栽培が盛んで、ハウス栽培や露地栽培はもちろん、いちご専門の観光農園やスイーツ店がいくつもあるので栽培が盛んなのは納得。
今まで当たり前の光景すぎて何の疑問も持っていなかったんですが、いちごに囲まれて生活してたのをこの歳になって気が付きました。笑
植え付けは取り敢えず終了したので、一応作業は来年までありません。
やることと言えば、寒さに当てつつ水の管理をするぐらい。
来年どれだけ収穫できるか想像しつつ、楽しみにしておきます。