前置きなし!
とりあえず今回はこの4品種。
まずはタイトルにもある問題のシャープブルー。こいつは育てているサザンの中でも結構古株で、現在はリストラ候補の中に入っています。複数鉢あるというのも理由の一つですが、サザンの中でも古い部類に入る品種のため果実のサイズ感がイマイチで、収穫のタイミングも難しいところがネックになっています。完熟果は甘くて美味しいし(サザンの中でもトップクラス)ラビット並に強健で育てやすいし、良いところも沢山あるんですけどね。それならラビットでよくね?とか思ってしまったり…。そのため今後の扱いに悩んでいるわけです。処分するのは気が引けるし、知人に引き取ってもらったほうがいいかな。
一時は(今も?)世界中で育てられていた品種。オニールの子供なだけあって非常に高いポテンシャルをもつ品種なのですが、個人的にはオニールに対してそこまで優位性はないかなぁ?という印象。オニールよりカイガラムシがつかないし、早摘みでも美味しい安定した大粒をつけるのですが、何というか粘り強さ?というのが低い印象。オニールはスターと比べると樹勢はいまいちで土壌適応も低いですが、枯れそうなところから何故か復活する粘り強さがあるんですよね。その点スターは弱ったら普通に駄目になります。開花も熟成期もオニールとかぶっているので、これ以上は増やさない予定。
ラビットアイの中でも好きな品種。中粒ですが非常にコクがあって甘く風味最高な果実を収穫出来る晩成の中でも優良な品種です。果実サイズも中粒と書きましたが、最初は大粒もあり平均すると中粒といった感じ。樹勢も強くて、非常に育てやすいですがちょっと結実率が悪いかな?あとコガネムシが大好きな品種です。デライトの大鉢ともう数品種同じ場所に並べておいてあっても、必ずこいつが狙われます。というか、毎年狙われてね?それも生き残るのはラビットアイ故か。
ドレイパーは比較的新しいハイブッシュ。正直なにか書き込むほどこいつの特性を知っているわけではないのですが、少なくとも昔のハイブッシュに比べ暖地適性はかなり高いですね。愛知県の真夏でも普通に耐えるし、サザン並…というより根の強さを考慮すると一部のサザンよりコッチのほうが上か?樹勢が強くて適応性も高い、しかも結実率が滅茶苦茶いい、サザンとラビットの間を繋ぐ新時代のハイブッシュ!問題は結実率が良いため花の芽欠きが重要なのと、暖地の適性が高いといってもノーザンには違いないので、西日は出来るだけ避けたいですね。
シャープブルーと同じような品種は他にも複数あります。趣味とはいえ、長い間栽培していると数も増えるし愛着も湧く。ただ、最初は美味しいブルーベリーを食べたくて、色々の品種を育てるところからはじめて、育て続けると優劣が見えてくる。そうなると、最初の目的通り美味しい果実を成らせる品種を選別するべきなんですが、愛着が出てくるとそれも難しい。
何かを育てるって、やっぱり難しいですね。