今こそブルーベリー

愛知県という温暖な地域で試行錯誤しつつブルーベリー栽培を楽しむ

接木のチャンドラーをホームセンターで入手出来るものだけで植え替えてみた

ちょっと久しぶりに更新。

こんばんわ、Yskです。

 

記事の内容はタイトルのまんま。

接木チャンドラーの鉢増しをいつもとは違う趣向でやってみました。

今回鉢増しを行う5年生のチャンドラー。

10号、限界ギリギリです。

 

自分のように趣味で沢山のブルーベリーを育てている人は、ネットやホームセンターで予約して6cuのピートモスを購入したり、ココチップの大袋を購入して育てるのが当たり前になっていますが、沢山育てていない場合は?

というわけで、今回は沢山育てていな人でもとっつきやすいホームセンターで簡単にそろうものだけで植え替えをしてみました。

 

とりあえずこれらの物を、僕がよく利用するカインズだけで揃えました。カインズは小規模の店舗でも大袋の単用土が置いてあるので非常にありがたいです。

今回は大きなココピートの袋ですが、最近は小袋の物を置いてあるホームセンターが増えたので以前より入手しやすくなりましたね。

後はピートモス鹿沼土軽石等大抵のホームセンターに置いてある物なので紹介は割愛。本当は軽石だけでも良かったんですが、鹿沼土の方が安いので使うことにしました。

で、一番悩んだのは鉢増しに使うポット。本当はNPポットを使う予定だったんですがい、いつの間にか取り扱い終了。仕方なくカインズのオリジナル製品のポットを購入することに。

不格好な穴が空いてますよね?このポット底部分に穴がなくて、明らかに果樹には向いてなかったので穴を開けて排水し易いように。しかも底部分はベタ底なので浮かせることは必須。

値段はまぁまぁ安いですが、この手間を考えるとちょっと…。

後は穴がでかすぎるので、

土の流出防止と害虫を侵入を防ぐのを期待して鉢底ネットと誘引テープで塞ぎました。

 

軽石を敷き詰めて、ポットの準備はコレでOK。

次は用土を用意していきます。

 

で、コレが全部を混ぜ合わせた鉢増しに使う用土です。色が茶色っぽいのはココピートの比率が高いから。今回鉢増しするチャンドラーはラビットアイで接木されたものなので用土のphはそこまで気にせず植え替えられます。むしろ、phが低すぎるとラビットの根の場合生育が悪くなることもあるので、今回は弱酸性ぐらいを狙った混ぜ合わせました。

ちなみに、ココピートの水洗いはしていません。塩分やアクが問題にされがちなココピートですが、今のところ洗わなくても生育不良になったことはないですね。ただ、自分の使っているココグリーンでの話なので、心配な場合は製造元に問い合わせたり事前に水洗いするなどしてください。

 

そういえば、今回使用したカインズ製の鹿沼土ですが価格が安くて色々利用しています。野菜に使う場合は少し振るいに掛ける必要はありますが、果樹にはその不揃いっぷりがむしろ利点でしかない。

かなりデカい塊も入っていて、水はけ改善に役立ってくれます。

植え替える前に根のチェックします。

うん、白い根が出ていますね。

この状態の場合根切は悪手なので、根切や引掻きをせずに植え替えていきます。

 

底に土を詰めて、中心を取ります。

ここでブルーベリーが斜めに育っていたり、樹形が悪い場合は植え付け角度を換えてバランスをとります。

 

今回のチャンドラーは少し倒れるように成長しているので、手前側に土を持って斜めに置いてチャンドラーが真っ直ぐに上を向くように植え付けてみました。

 

後は木が風で動かないようにしっかり土を押し込んで植え替え終了。押し込むと用土が潰れて水はけや通気性が悪くなるという方もいるんですが、ハウスじゃなく野外で育てる場合風の影響を受けやすく、揺れて活着が遅れる方が問題なので僕はしっかり押し込みます。

 

これで植え替え終了。

隣が鉢増し前の10号鉢、一気のサイズアップしました。

後は施肥とマルチ、水やりをしたら完了です。

 

肥料はもちろんダイナミックス10。

今年の春肥は全てこれ。

 

マルチは切わら。

本当はあまり良くないんですが、沢山有るので使ってみます。

 

潅水には活力剤のリキダスを混ぜて行います。

根の成長を願って、お呪いみたいなものですね。

 

これですべての作業は終了。

無事植え替えできました。

今回は自分で単土を混ぜて土を作りましたが、もちろん市販されいているブルーベリーの培養土を使うのも全然ありなので、育てている本数やサイズを考慮してどうやって植え替えるか決めればいいと思います!

 

ネットで情報を収集していると、迷うような情報も沢山出てきて手が止まりがちなので、先ずは慣れるために入手し易い素材でブルーベリー栽培を楽しんでみてください。

 

栽培技術にこだわるのはその後で。