昨年の11月に仕込んだ嫌気発酵のぼかし肥料がいい感じになっていたので、取り出して乾燥させることにしました!
一応今年は露地植えのブルーベリーにもこのぼかしを使ってみる予定です。基本的に露地は元肥しかあげないので効果が気になるところ。
それにしても、寒い時期だとやっぱり完成時間がかかりますねぇ…。
いつもは温かい時期に仕込んでいるので、2ヶ月はやけに長く感じます。
しかも今回は何時もより材料費がかかっているので、正直な話一般に売られているぼかしを購入した方が安かったかも…。
・米ぬか(精米時にもらってきたので無料)
・骨粉いり発酵油かす(正直高い)
・魚粉(値上がりが著しい)
・アクアリフト(発酵促進用の微生物資材)
・黒糖(微生物の餌)
骨粉入り発酵油かすはそこそこ質の良いものを購入したので高く付きました。魚粉はココ数年でかなり値上がりしてるので次は使わないかもしれないです。アクアリフトは数年前購入したもので簡単に培養できて重宝しています。
発酵ケースから取り出して、塊になった部分をフルイにかけたもの。
昨年混ぜたときに比べて色が濃くなっているのがわかります。
まだ少ししっとりしているので、ここから乾燥していきます。
そうすると微生物が休眠状態になって、使うときに土の水分に反応してまた微生物が目覚めるわけです。
フルイにかけたときに出た副産物。
骨粉や油かすの塊、魚粉の中に混ざっていた骨や鱗、あと米ぬかの小さな塊等。
これも肥料として有用なので当然乾燥させて使用します。直接畝に混和して使うというより、通路の中耕時にパラパラっと一緒にまいて中耕していきます。
長期間栽培する野菜は根を通路まで伸ばしていることが多いので、ある意味追肥の一貫とも言えますね。
土のう袋に入れて裏口に吊るしておきます。土のう袋は通気性がいいので、好気発酵肥料を作るときにも重宝しています。
ぼかしの方は虫がつかないように防虫ネットを被せて、雨の当たらない半日陰で乾燥させていきます。冬でもハエ等が寄ってきて卵を産み付けたりするので乾燥時は防虫ネットが必須。あとは直射日光が当たらないようネットの上から古い簾や通気性の良いシートを被せ、数日間かけて時折かき混ぜつつ乾燥させます。
嫌気発酵のぼかしは簡単で良いんですが、時間がかかるのがネック。ただ、切り返しが不要で大量に仕込めるメリットもあるので両方作っているわけです。
効果の違いは…何となく嫌気発酵の方が元肥に適している感じ_?。好気発酵のぼかしはより速効性に特化している気がします。
どちらにしろ速効性が高くて、混和後すぐに植え付けられるので色々植えたい家庭菜園にピッタリなのがボカシ肥料です。市販の肥料も効果が保証されていて魅力的ですが、自分で作って使うのも楽しいのですよ!