ブルーベリーの不調の原因は様々ですが、身近なのは2つ(と自分は思ってる)。
他にも致命的な病気なんてのもありますが、まぁ滅多にお目にかかるものでもないのでやっぱり身近で厄介なのはコガネムシですかね。コガネムシは兎に角強烈で、木に穴を開けるカミキリムシも怖いですが、こちらは数&致死率で圧倒的に上です。
以前にも書きましたが、今年は猛暑のせいもあってか被害がひどいです。
特に、鉢の上に直接追肥した品種が重点的に狙われている感じ。
一応マルチは厚めに敷いてあるのですが、結局の所気休めでしかないですね。
好まれてる品種はマルチを敷こうが狙われる!
好まれてない品種はマルチなしでも被害が少ない!
水分の蒸発を抑えたり雑草の防除以外の効果は期待してもがっかりするだけです。マルチに拘っている人は割り切ったほうがいいかも。
で、何で今更こんなこと書いているかというと、ちょっと様子が変だなと思った鉢をひっくり返してみたら案の定やられてたから。
悲しすぎる写真ですね。数多く育てているブルーベリー愛好家にとっては見慣れた光景だとは思いますが。
やられた品種はデキシー。80年以上前に登録されたハイブッシュの古株。正直本当にハイブッシュかと疑うほど強健で、野生の強さを感じさせてくれる栽培種です。
品種としてはすでに旬を通り過ぎて淘汰され始めていますが、今でも摘み取り園などで見かける手堅い品種。
一応今年で4年生だったんですけどね。この通り無残な姿に…。
ま、植替も慣れたもので10分程度でサクッと終了。
今回のデキシーの鉢には5匹ほどコガネムシの幼虫が住み着いていました。当然太い木質化した根以外は文字通り根こそぎ食べられていました。
それでも完全に枯れていなかったのは、細い白根が張り始めていたからです。
繊細なハイブッシュ系の場合、根を殆ど食害されたら破棄一直線。NZ産の強健品種やよほど根が強い品種でもない限り復活は厳しいですね。
デキシーはたまたまその強い品種に含まれるので今回は植え替えをしました。
それでも確実とは言えないので今後は様子見し、見込みがなさそうな場合破棄します。デキシーは一つしか持っていないので出来れば避けたいですけどね。
あと他にも怪しい鉢がいくつかあって、数日後の寒波を考えると植え替えて良いものか迷っています。まぁ自分の住んでいる地域は寒くなる地域ではないですし、気にせずやっても恐らく大丈夫だとは思いますが。