今こそブルーベリー

愛知県という温暖な地域で試行錯誤しつつブルーベリー栽培を楽しむ

例えばブルーベリーの接木苗の鉢増し 後編

暇ができたので後編。
一応この期間にも何本か鉢増しをしたので、それらも今後紹介していきます!多分!

で、後編で鉢増ししていくのはこの接木苗。

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今年の初めに接いだスパータンです。台座に使ったのは接木によく使われるホームベルではなくデライト。ホームベルは強健で枯れ辛いのですが、個人的に発根率はそれほど良くないんじゃないかな~と思っているので…。あとヒョロヒョロとしたサッカーやシュートが多いし、台負けもしやすいのでここ数年は使っていません。そこで白羽の矢が立ったのがデライト。

デライトはサッカーやシュートはそれほど多くなく、幹部分もラビットアイにしてはかなり太くなるので台負けし辛いんじゃないかなと。

そんな考えで、最近はデライトを使うことが多いですね。後は自宅に昔から生えてる謎のブルーベリー。ホームベルじゃないのは確かなんですが、その正体は一体…?

 

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観ての通り、あんまり成長していません。

接いだ部分の癒合も完全とは言えない感じですね。まぁ接木挿しなんで成長はこんなもんです。台座を作ってから接いだものより成長が遅いのはどうにもなりませんねやっぱり。その代わり癒合と台座の成長がゆっくりなので、接いだ部分が成長に負けるということもなく結構強く育ってくれます。

成長が遅いと言っても台座を作る期間を考えると、かかる時間はそれほど変わらないので気になりません。しかもテープを強く巻くことができるので多少切り口がガバガバでも何とかなるので数撃ちゃ当たる戦法にもってこい。

枝とテープさえアレば簡単に作れるので接木挿し、皆も作ろう!

 

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余分な文章が長かったので、鉢増しの紹介を再開。

続いてポリポットを用意。サイズはベーシックな12㎝のもので使い古し(本当は新品の物のほうが良い)を使用。これは自分で簡易的にスリットを入れたもので、水はけとルーピング防止に一役買っています。

最後に下部の穴に鉢底ネットを置いてポットの準備は完了。

続いてポットから苗を抜き取ります。

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根の張りはこんな感じ。

う~ん…まぁまぁかな?今回は発根しても一切肥料を与えなかったので、土に最初から含まれる養分だけでココまで根を張ってくれました。

本来ならある程度発根してきたら肥料を与えるんですけどね。今年はあえてギリギリの状態にしてみました。今後どのように成長するのかちょっと興味深いです。

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土を入れる部分はすっ飛ばして、土入れ完了。

軽く下から叩いたりして偏りをなくし、軽く均しました。ココで強く土を固める過ぎると水はけが悪くなるので注意。

続いて元肥

 

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使用するのはセサミブルー(岩手農業開発)とプロトリーフのブルーベリー肥料をミックスしたもの。単体でも使用していますが、ミックスしたものの成長がかなり良かったので今回は元肥として使ってみました。

ただ、配合量とか肥料の強さを考える必要があるので混ぜて使うのは結構面倒。

単体で使用したほうが楽なのは確かです。

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こんな感じに施肥してみました。量が多いように見えますが、ブルーベリーは意外と多肥に強いので結構平気。加えてこれから冬に移るため潅水する機会も減り、肥料分が出過ぎることもないので肥料が多少多くても大丈夫!だと自分は考えています。

それに、真冬でも結構根は動いているので根を育てると思えば、ね?

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あとは針葉樹の樹皮をマルチとして使い…、

 

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潅水して鉢増しは完了!後は日の当たる水はけの良い場所に置けばすべて終了です。

この一連の作業を鉢増し予定のあるブルーベリーの数やるだけ!あと何鉢残っていたっけ…?

ともかく、本格的に寒くなる前に作業は終えたいですねぇ…。