今こそブルーベリー

愛知県という温暖な地域で試行錯誤しつつブルーベリー栽培を楽しむ

再開

更新再開です。

 

今年はブルーベリー栽培受難の年でしたよ、本当に…。

幾ら何でも暑すぎました。

 

路地、鉢植え含めて10本枯れました。

鉢増し前の幼苗を加えればそれ以上です。

 

一番ショックだったのは、自分が初めて購入した露地植えのサザンが枯れたことです。何本もからしてきて、この1本は大丈夫だったので油断してました。

 

あと、購入したときから調子がいまいちだったユーリカが突然死したのも辛いですね。明らかに根の張りが良くなかったので水やりは気をつけていたんですが、あえなく…。

 

正直な話、今後このような暑さは珍しくなくなってくるかもしれません。

無秩序に色々な品種を育てるは、もう厳しいかな。

あえて挑戦するのも楽しいですが、枯れた時はやっぱり辛いですからね。

 

そうなると育てる品種を見直す必要が出てくると思います。

暑さに弱い一部のハイブッシュは論外、耐暑性のあるサザンでも結構厳しい。

何よりラビットアイでも意外に暑さに弱い種類もあるのが悩ましい。

 

ブルーベリー栽培は今後ますます難しくなってくるかも…。

ま、それを何とかするのが楽しいんですけどね!

 

 

 

チャンドラー 今年の500円サイズはこれだけかも

今年はヒヨドリの被害でチャンドラーや一部のハイブッシュが壊滅的な状態なわけですが、数少ない果実を収穫していていい感じのサイズのチャンドラーを見つけました!

 

 

500円玉よりちょい大きいサイズ。

近いサイズはいくつかあったんですけど、明確に大きいのは多分これだけ。

熟していない実もあるけど、難しいかな。

 

あと、雨が多すぎてハイブッシュですら傷んでいる実が多くて、露地植えの厳しさを改めて痛感しています。水分は肥大に必須ですが、流石にここまで雨が多くて日照時間が短いと肥大は期待出来なさそうです。

 

しかも、まだ梅雨はこれから…。

 

唯一の救いは樹が元気なところ…ですかね。

 

 

 

 

超密植栽培でもジャガイモはそこそこ収穫できる

台風ですが、今のところの予想だと日本の沖を通りそうなので直接的な被害はなさそうです。唯一誤算なのが5月中に梅雨入りしてしまったこと。

梅雨前にジャガイモの収穫を終える予定だったんですが、週間予報を観ても雨ばかりで完全にタイミングを逃しました…。

濡れている状態で収穫は無理なので、収穫はかなり先になりそうです。

 

ところで、今年は実験もかねて大量のジャガイモを植え付けたわけですが、場所は有限なので当然種芋が余ってきます。その余った種芋を玉ねぎ用の穴あきマルチを使って超密植栽培をしてみました。

よく使われる幅95cm、株間15cmのアレです。

www.tama5ya.jp

 

肥料は全面散布、高畝にして長さ1m程度の場所を用意しました。密度を高くすると芋のサイズが小さくなるので茎の数は1本だけとします。

その結果がこれです!

 

たった1mという狭いスペースでこれだけ収穫出来ました。収量は悪くないと思うのですがどうでしょうか?ちなみに、収穫後の芋を入れてあるケースはよくホームセンターなどに置いてある育苗箱なので何となく収量がわかると思います。

芋の種類は、

  • タワラヨーデル
  • グウェン
  • はるか
  • じゃがキッズレッド
  • じゃがキッズパープル
  • 紫月
  • シャドークイン
  • インカのひとみ
  • アローワ

紫月は途中で枯れてしまったのでサイズが小さいですが、他はそこそこの大きさです。面白いのはじゃがキッズレッドで、パープルの場合狭い範囲でも丸型のままなのにレッドは卵型に変化しています。この辺の違いも正式に種苗登録されているパープルとされていないレッドの違いなのかもしれません。

はるかとアローワはほとんど小さい芋が出来ず、大きい芋が数個出来ている感じです。逆にヨーデルやグウェンは小さいもが多いですね。ひとみとシャドークイーンは普通に育ててもこのサイズが多い印象。

 

育ててみた結論として、

15cmの株間があればそこそこ収量は望める

です。

 

育てるスペースをあまり確保できない人でも、この方法なら1mの範囲に普通に植えるより収量が望めると思います。マルチなしでも可能ですが、雑草だったり盛り土が難しかったりするのでマルチがありが無難かと。成長も早いですしね。

小さい種芋が余ってしまったり、食べるにしても小さすぎる芋なんかを植えてみるのも面白いかもしれません。ただ、自家製の種芋を植え付けるのは自己責任となるので、他の人の迷惑にならない場所にしてくださいね。

 

 

 

台風…くるのか…?ブルーベリーの収穫も…?

一応ブルーベリーが熟してきたので更新再開。

早生品種の収穫が始まったこの時期に、なに?台風が来るの…?正直この時期の台風はかなり久々なのでちょっと動揺してます。

ジャガイモの収穫も終えてないのに、長雨と台風は勘弁して欲しい…。

 

こんなテンションがダダ下がりの時は、ブルーベリーの果実を観たりジャガイモを収穫したりして癒やされましょう!

 

デューク

 

アーリーブルー

 

ファーシング

今年はポット栽培の終了が壊滅的です。

ヒヨドリこの野郎…。

 

続いてジャガイモ。

じゃがキッズパープルとレッド。

正直収量は良くないです。

 

今回収穫したこの2品種はこれまでジャガイモの成績が良くなかった区画であえて育ててみました。基本的に水はけが少し悪く、湿り気が多いのでダンゴムシやワラジムシ、ナメクシ等が湧きやすい場所です。

 

対策として高畝にし、害虫よけの農薬を少量種芋を植え付ける前に散布しよく混和させました。ついでにそうか病対策も。

その結果が上の写真です。

正直害虫の被害は例年とさほど変わりませんでしたが、そうか病は対策は効果があったようで確実に昨年より被害が減りました。

ただ、同じ区画に同じ日に同じ植え方をした兄弟品種でも、かなり収量に差が出ました。

芋の特性はほぼ変わらないのに、一体どこで差が出たのか?

やっぱり種芋の状態なのかなぁ…。

 

 

今年のブルーベリー終了のお知らせ

今日は愚痴。

 

取り敢えず今年のブルーベリーは駄目。

あまりにも鳥の襲撃が多すぎて、花が咲く前に食べられています。

 

正直、ここまで多いのは過去に覚えがないです。

今朝も確認しにいったところ、昨晩咲いていた花がすべて食べられていました。

 

実がなる以前の問題ですね。

増え始めたのは隣の畑のりんごの木が大きくなってきてから。

収穫目的で植えたわけじゃないらしく、大木になっています。

そこに大量のヒヨドリが…。

 

3年ほど前は殆ど見かけなかったのに、今では大量に住み着いています。

正直どうしたら良いかわからないですね。

網で囲うにしても、置き場所の問題で鉢が点在しているので現実的じゃない。

外敵となる猛禽類もここ数年でかなり少なくなって被害は増すばかり。

 

色々と見直す時期が来たのかもしれません。

 

 

 

 

接木のチャンドラーをホームセンターで入手出来るものだけで植え替えてみた

ちょっと久しぶりに更新。

こんばんわ、Yskです。

 

記事の内容はタイトルのまんま。

接木チャンドラーの鉢増しをいつもとは違う趣向でやってみました。

今回鉢増しを行う5年生のチャンドラー。

10号、限界ギリギリです。

 

自分のように趣味で沢山のブルーベリーを育てている人は、ネットやホームセンターで予約して6cuのピートモスを購入したり、ココチップの大袋を購入して育てるのが当たり前になっていますが、沢山育てていない場合は?

というわけで、今回は沢山育てていな人でもとっつきやすいホームセンターで簡単にそろうものだけで植え替えをしてみました。

 

とりあえずこれらの物を、僕がよく利用するカインズだけで揃えました。カインズは小規模の店舗でも大袋の単用土が置いてあるので非常にありがたいです。

今回は大きなココピートの袋ですが、最近は小袋の物を置いてあるホームセンターが増えたので以前より入手しやすくなりましたね。

後はピートモス鹿沼土軽石等大抵のホームセンターに置いてある物なので紹介は割愛。本当は軽石だけでも良かったんですが、鹿沼土の方が安いので使うことにしました。

で、一番悩んだのは鉢増しに使うポット。本当はNPポットを使う予定だったんですがい、いつの間にか取り扱い終了。仕方なくカインズのオリジナル製品のポットを購入することに。

不格好な穴が空いてますよね?このポット底部分に穴がなくて、明らかに果樹には向いてなかったので穴を開けて排水し易いように。しかも底部分はベタ底なので浮かせることは必須。

値段はまぁまぁ安いですが、この手間を考えるとちょっと…。

後は穴がでかすぎるので、

土の流出防止と害虫を侵入を防ぐのを期待して鉢底ネットと誘引テープで塞ぎました。

 

軽石を敷き詰めて、ポットの準備はコレでOK。

次は用土を用意していきます。

 

で、コレが全部を混ぜ合わせた鉢増しに使う用土です。色が茶色っぽいのはココピートの比率が高いから。今回鉢増しするチャンドラーはラビットアイで接木されたものなので用土のphはそこまで気にせず植え替えられます。むしろ、phが低すぎるとラビットの根の場合生育が悪くなることもあるので、今回は弱酸性ぐらいを狙った混ぜ合わせました。

ちなみに、ココピートの水洗いはしていません。塩分やアクが問題にされがちなココピートですが、今のところ洗わなくても生育不良になったことはないですね。ただ、自分の使っているココグリーンでの話なので、心配な場合は製造元に問い合わせたり事前に水洗いするなどしてください。

 

そういえば、今回使用したカインズ製の鹿沼土ですが価格が安くて色々利用しています。野菜に使う場合は少し振るいに掛ける必要はありますが、果樹にはその不揃いっぷりがむしろ利点でしかない。

かなりデカい塊も入っていて、水はけ改善に役立ってくれます。

植え替える前に根のチェックします。

うん、白い根が出ていますね。

この状態の場合根切は悪手なので、根切や引掻きをせずに植え替えていきます。

 

底に土を詰めて、中心を取ります。

ここでブルーベリーが斜めに育っていたり、樹形が悪い場合は植え付け角度を換えてバランスをとります。

 

今回のチャンドラーは少し倒れるように成長しているので、手前側に土を持って斜めに置いてチャンドラーが真っ直ぐに上を向くように植え付けてみました。

 

後は木が風で動かないようにしっかり土を押し込んで植え替え終了。押し込むと用土が潰れて水はけや通気性が悪くなるという方もいるんですが、ハウスじゃなく野外で育てる場合風の影響を受けやすく、揺れて活着が遅れる方が問題なので僕はしっかり押し込みます。

 

これで植え替え終了。

隣が鉢増し前の10号鉢、一気のサイズアップしました。

後は施肥とマルチ、水やりをしたら完了です。

 

肥料はもちろんダイナミックス10。

今年の春肥は全てこれ。

 

マルチは切わら。

本当はあまり良くないんですが、沢山有るので使ってみます。

 

潅水には活力剤のリキダスを混ぜて行います。

根の成長を願って、お呪いみたいなものですね。

 

これですべての作業は終了。

無事植え替えできました。

今回は自分で単土を混ぜて土を作りましたが、もちろん市販されいているブルーベリーの培養土を使うのも全然ありなので、育てている本数やサイズを考慮してどうやって植え替えるか決めればいいと思います!

 

ネットで情報を収集していると、迷うような情報も沢山出てきて手が止まりがちなので、先ずは慣れるために入手し易い素材でブルーベリー栽培を楽しんでみてください。

 

栽培技術にこだわるのはその後で。

 

 

重要だけど面倒な施肥

今年はダイナミックス10をブルーベリーの肥料に使っていくと書きましたが、残っていた肥料を急遽露地植えに使うことにしました。

露地植えは簡単なんですけどね、大体の量を株の周りに撒くだけだから。

 

肥料倉庫の中から使いかけの朝日工業製ブルーベリーの肥料が出てきたので、これにセサミブルーを混ぜて使い切ることにしました。

 

一般的なペレット肥料、成分も市販されているブルーベリーの肥料に似通っています。セサミブルーもそうですね。

 

こんな感じに株の周りにバラバラと撒くだけ。

有機物マルチの上からでも気にしません。

基本的に露地植えは春の肥料のみで、追肥はなし。

あげるとしても葉面散布ぐらいでしょうか。

露地植えは自然供給される栄養分と、株元に積んだ刈り取った雑草や剪定枝のマルチが分解されて肥料分になるので追肥は基本的に必要ないですね。

ただ、樹を大きくしたいなら、適切な量を追肥していくのはありだと思います。

 

面倒なのは鉢植えです。

基本的に鉢のサイズと使う肥料の肥効を計算して施肥量を決めていますが、数が数なのでいちいち量を測って施肥するのは非効率すぎるんですよね。

スプーンスケールもありますが、あれでも面倒くさいというのが正直な所。

簡単なのはやっぱりIB化成ですが、収穫用の樹だと樹勢がいまいちなので有機配合の肥料は外せない。

 

なので、今年は自分の一握りの量を測って大凡で鉢植えの施肥をしていこうと思います。成長に問題無さそうなら、次回からはこの方法でいこうかな。

午後から施肥作業、スタートです!