意外に水持ちが良くて、飛散しがち。
マルチ資材としてよく使われる籾殻。
多孔質で自然分解が遅く、廃棄物のため入手も容易。
昨今のsdgsにも対応する優良な資材!
なんですが!ブルーベリーの栽培、特に鉢植えの場合扱いが難しいかも?
と、個人的には思っています。
かなり軽いので、ポット栽培でマルチとして使う場合工夫が必要。
例えば、ポットに使う用土を少なめにして、ウォータースペースを考慮しつつ縁より3cm程度下(防虫を意識するなら5cm以上下)にするなど少々手間がかかります。
いちおう飛散防止に米ぬか等をまいて飛散を抑える方法もありますが、米ぬかをポット栽培に使うのはちょっと肥料当たりが怖いので自分はできないです…。
とはいえ、飛散するのは掃除が面倒なだけでそこまで問題じゃないです。
一番問題なのは思った以上に水持ちが良いという点。
たとえ表面が風で吹き飛ばされるぐらい乾いても、表層と土の間の籾殻が水をガッツリ含んでいたりするので、通気性が悪くなり根腐れの原因になることがありました。
バーグやココチップの場合、大きさがまばらで荒いためその心配は少ないかと。
思い浮かぶ対策は、籾殻に別の素材を混ぜたり散水前に状態をチェックする…とか?
あ、あと雑草というより稲が出てくることがあるので、除草にも気をつけないといけないです。
メリット・デメリット両方ある籾殻ですが、比較的入手が容易なので何とかして使いたい素材ですね。そういえば、ブルーベリーをポット栽培している農家さんにも籾殻マルチを利用している人がいるみたいです。
ただ、数十リットルサイズのポット栽培の場合が多いので、趣味栽培に丁度いい10号サイズのポットとは比べられないですねぇ。
もし大きなポットを置くスペースのある人は、籾殻マルチを試してみて!(他力)