今こそブルーベリー

愛知県という温暖な地域で試行錯誤しつつブルーベリー栽培を楽しむ

開花報告 NO.6

溜まってる開花報告を順次アップしていきますよ。
1回のアップで5品種程度の予定。
今回は「ペンダー」「地植えニューハノーバー」「ノーマン」「接ぎ木ブルーレイ」「ラヒ」の5品種、3月31日に撮影しました。

 

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まずはペンダー。
ハイブッシュで中粒の実がなるブルーベリー。
揺することで実が落ちるらしいですが、そこまで落果しやすい印象はないかな。
一応ハイブッシュに分類されますが非常に高い耐暑性があり、サザンハイブッシュと比較しても遜色ありません。しかも樹勢が強く、この樹も一度枯れかかってしまいましたが強剪定したところ見事復活!根腐れにも強そうです。
実は中粒ですが、非常に糖度が高くハイブッシュの酸味が苦手な人にもおすすめ。

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続いて地植えのニューハノーバー、今年で7年生です。
何だかんだ言って注目を集めているニューハノーバー、以前はパテントでしたが今は外れて増殖も出来るので僕も挿し木しています。しかも発根率が高い。
オニールの子供ということもあり、根はそれほど強くないと言われていますが兎に角粘り強い。粘土質の土壌を改良して植え付けていますが今年もガンガンシュートが出ています。この部分はオニールより優れていますね。多少調子が悪くなっても強い選定をすれば復活するので管理は楽です。
ただ、今年はヒヨドリの猛攻にやられてしまい、花を結構食べられてしまいました。
多分1キロもないだろうなぁ…、今年は樹を大きくする年にしますかね。

 

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何度目かのノーマンです。
今年で4年生になる樹で、一番調子がよく今年は少しだけ成らせてみることにしました。ノーマンは何本か持っていますが、異様にコガネムシに好かれている印象があります。同時期に購入したファーシングはマルチ無しで育てていたのに一度も入られたことがないので余計に気になってしまいますね。実際、4本中3本がコガネムシにやられてしまい、酷い樹は2年連続被害にあいました。にもかかわらず枯れた樹は1本もありません。兎に角生命力が強く、白根がほぼなくなった状態からでも復活します。
あまり話題にならない品種ですが、樹勢が強く実のブルームが非常に綺麗なお気に入りの品種です。今年はなんとか入られないようにしたいですね…。

 

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お次は接ぎ木のブルーレイ。
今僕が持っている最後のブルーレイで今年5年生になります。
ぶっちゃけ自根でも十二分耐暑性のある品種なのですが、どうにもコガネムシに好かれているような気がするんですよ。そのせいで8年生の自根のブルーレイが一昨年やられてしまいました。流石に8年生がやられると凹みますね。
ちなみに、この接ぎ木ブルーレイは自分で接木挿ししたものです。あまりブルーベリーで勧められていない接ぎ木挿しですが、発根率の悪いハイブッシュを発根率の良いラビットアイで兎に角沢山接げば意外に成功するのでおすすめです。余った剪定枝で簡単にできるので接ぎ木の練習にもってこいですよ!

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最後は35Lのナーセリーポットに植え付けてある6年生のラヒ。
ニュージーランド産ラビットアイの1つで、かなり大粒になる品種。
今現在、大粒のラビットアイといえばタイタンやクレイワー、コロンバス等が有名ですが前者はパテント、後者は育てるのにコツが必要なちょっと面倒な品種達。しかしコイツは普通にネットで入手可能で多収穫&大粒な育てやすい優良品種。
しかも、自家受粉が悪いと言われているラビットアイにも関わらず、普通に1本で受粉してくれちゃいます。(主観ですが)
問題は早摘みの場合酸っぱいところですかね。色づいてすぐに食べるより、1週間以上樹上熟成すると甘く濃い実になって非常に美味しいです。

 

5品種の開花報告でした。
グダグダ色々書いていると時間ばかりかかって駄目ですね。
次回はもう少しあっさりめに書いていこうかな。

あ、上記に書いてある接ぎ木差しですが今年もやっているので、挿し木と昨年の接木挿しも含めていつか紹介しますね。