今こそブルーベリー

愛知県という温暖な地域で試行錯誤しつつブルーベリー栽培を楽しむ

接木挿し 成長するとこんな感じに 1

前回に引き続き接木挿しについて。
今回は自分が実際に接木挿しして成功した苗木を紹介。どんな感じに成長するのか感じはつかめるかと思います。

 

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2018年に挿した接木挿しのスパータン×アイラの苗木。
一応約2年程度経過しているわけですが、実質今年で2年生になる苗木です。
現在は5号のスリット鉢に植え付けてあります。

サイズは小さめですがすでに接いである部分は完全に癒着しているので、風で折れる心配はほとんどありません。巻いてあるテープは保険ですかね。

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ボケてて見づらいですが、昨年接木挿ししたニューハノーバー×品種不明ラビット。
昨年は萌芽した後ほぼ成長せず、ほとんど諦めていましたが無事動き出しました。この状態は一応接続が成功し根から栄養がもらえている状態です。とはいえまだ油断できず、このまま成長を続けて夏を無事乗り越えたら初めて成功といえます。昨年、つまり上のスパータンは同じような接木挿しが合わせて3本あったわけですが、無事生き残ったのは上の1本のみ。後は夏の暑さに負けて枯れてしまいました。(管理が悪いのもあるが)

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続いて上と同じく昨年接木挿ししたスパータン×ティフブルー
これ、一見葉が枯れて失敗しているように見えるのですが接続自体は上のニューハノーバーより進んでいるんです。加えて、葉が枯れても枝部分はしっかり生きています。多分この後新たに発芽するんじゃないかな?何年か接木挿ししてきて同じような樹が何本もあったので多分大丈夫だと思います。問題は夏乗り越えられるかですかね。

 

3つの接木挿し例を紹介したわけですが、成功するとこんな感じに成長していきます。ただ、品種や用土、枝の状態によっては接ぎ木挿しの成功率が悪かったり異様に高かったりまちまちなのでいろいろな品種を接いでみるのがおすすめです。

実際今年も何本か挿してあるのですが、まだまだこれからという品種もあればすでに台木のラビットアイから発根し二次成長を始めている接ぎ木挿しもあります。ほかはまだ全然なのに異様な速さです。挿し穂との相性が良かったのか枝が良かったのか…。

ぶっちゃけ解らないことだらけなので兎に角実践あるのみ。

まだやったことのない人は、今年ブルーベリーの接木挿しをやってみてはいかがでしょうか。

 

お題「手作りしました」