今回は番外編ということで品種不明を2品種を紹介。
違いが微妙なブルーベリーの品種同定はやっぱ無理!
品種不明のハイブッシュ?
?なのはノーザンなのかサザンなのかハーフなのか判らないからです。
元々ネットの通販で購入した苗木におまけとして付属されていたもので、お店側も品種不明ということで扱いに困っていたみたい。
僕も色々ブルーベリーは育ててきましたが、これと同じ特徴を持った品種には出会ったことなくて、ネットで調べてもよくわかりませんでした。
花のサイズは小ぶりで、ハーフのノースランドと同じくらい小さい花です。以前書いた通り樹勢はそこそこ強くて、暑さと乾燥への耐性はサザンを凌ぐかも。いちど水切れで葉が全部落ちたこともあったのですが、秋頃には完全復活していました。
果実のサイズは小さく味は濃厚&酸味強め、あまり品種改良されていないブルーベリーの果実に近い印象があります。
そして一番の特徴は、花が枯れる前に花弁が赤紫に染まる点。
特徴に気がついたのは昨年で、そもそもこの品種は木が小さいうち全く花芽がつかなくて、2020年3年目にして初めて少しだけ花芽がつきました。ただその年は花芽の数も少なく、いつの間にか花柄も落ちていたのでこの特徴に気がつきませんでした。
上の写真を見ると既に赤紫になっている花と少しずつ染まってきている花がわかると思います。
大抵の場合、受粉が成功or失敗した場合花弁が枯れ込んだり萎んで来るわけですが、このブルーベリーは赤く染まったあとそのまま萎んでくるので結構目立ちます。
一応今自分が育てている品種で同じ特徴のものはないので(自分が気がついてないだけかも)品種不明としました。
正直果実のサイズは小さいし、収量も多くないので魅力は少ないですが、ちょっと面白い特徴なので現在も育てている感じです。
品種不明ラビットアイ
花の形はラビットアイによくみられるもので、非常に豊産性でかなりの花芽の数がつきます。とはいえそれはラビットアイ全般に言えることなので特徴とは言えないかもですが…。
このラビットアイは元々祖母が植え付けたもので、苗木のプレゼントでもらってきたものらしく品種はわからないとのこと。
そんなわけで、品種同定に使えそうな材料は花と実の形という無理ゲーっぷり。少なくともプレゼントで配るような品種なので、増やしやすく育てやすい品種に絞られます。
そうなると一番の候補はやっぱりホームベル。
が、花の形はよく似ていても熟す時期と実の形や色合いが違うんですよね。食味も結構違って、ある程度色づくと甘みが乗るホームベルとは違い、色づいて直ぐは酸味が強く1週間程度は置かないと甘みが乗りません。
樹勢はかなり良いですが、祖母の植え付けた場所が松葉(松葉は酸性)の堆積した水はけの良い高台というブルーベリーには好条件な場所なので樹勢は当てにならない…。
ホームベルの他にも幾つか候補はあるのですが、いまいち確証が持てず調べ始めてからある程度たった今でも結局品種不明のまま。
やっぱり一度品種がわからなくなるとブルーベリーの場合特定するのが困難ですね。